
遠い国に100年以上前に生まれた子供に思いをはせ・・
昔出張中ロンドンのアンティークショップで出会ったうさぎのシルバーラトル、
デットストック(未使用品)ではなく、ちょっとした傷等で実使用されていたと思います。

1月の撮影でも活躍してくれました。
1900年製、100年経っているのでヴィンテージではなく立派なアンティーク。
蘊蓄を少しだけ・・
分かるのは・・左向きライオン(ライオンパサント)スターリングシルバー純度92,5%以上、バーミンガム鑑定所の錨マーク等。
イギリスのシルバー製品にはこのような刻印があります。

見えない?
そうなのです、今の私にも見えません💦
これと出会った頃は確かに見えていたのですが・・・・😿
1900年微妙な年です。ヴィクトリア女王の最後の在位の年、未だ産業革命によっては活気付いていた(はず)。
店主曰く、この時代でもこの位手の込んだシルバーラトルは、相当な階級のお子様のお宅でしか手に入らないものだったとのこと。
こういう時代を語られる系のストーリーに弱いワタクシ、そうは言えそれ相応の値札の前で悩むワタクシ。
「う~~ん・・いや~~~!うむ、これも運命!! 来るべくして私に出会いたかったに違いない!え~~~い、四の五の言わず買うぞ!」 「おっちゃん10ポンド負けて~~~、無理なら8ポンドでも~~”(-“”-)”」
と結局四の五の言いながら、科学的根拠何もない、猫を拾う時と同じ運命論で脳内SELF洗脳後即購入!

あれから月日が流れても(控えめで優しい)鈴の音もまだ健在です(‘_’)
そしておそらく1900年代初めに生まれたベビーはそこから劇的に変わる歴史の中で、どんな人生を送ったのだろう、ロンドンオリンピックは観戦したのかなぁ…
(おそらく)初めての玩具がシルバーのウサギ、愛にあふれた親と赤ちゃんの笑顔が目に浮かびます。
きっと、絶対に幸せな人生だったに違いない。と過去に遡ってこのラトルで笑顔をふりまく知らない赤ちゃんにエールを送る私のこどもの日の朝でした。
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