いきなりなんですかこのタイトル。
私自身、自分の容姿がなんとなく他者と違うと気づいたのが、鏡を見たとき右顔の顔の真ん中がへこむということでした。これがえくぼの一種だというにはごく最近まで知りませんでした(54年間!)
なんかこれ気持ち悪いなぁ、やだなぁと思って、できるだけこのえくぼができないように写真の時は笑わないようにしたものでした。
子どもというものは未熟なもので鏡で見る自分の顔が他と違うことは敏感に気づきます。違うから悪いと思うのはもう少しあとなんですが、まあ、とにかく違う。なんだったら美しい少女漫画やアニメの主人公ともなんか形が違う←いや、笑い事じゃなくてマジですよ。
萩尾望都やら大島弓子が好きな私は、そりゃあ10代のころは自分の容姿のひとつひとつに自信がなくなり、なんなら不登校になりかけたぐらいです。
もし私が違う方向にこの努力家で諦めの悪い性格が作用したら、絶対に整形モンスターになってました。
昔、姪っ子が3,4歳の頃、妹が
「ぶちゅ美、こっちおいで」
と姪を呼んだことをものすごく怒ったことがあります。もちろん妹は娘が可愛くてそう呼んだのでしょうけど、それ、絶対だめ!って。
亡き私の母は記憶に残る限りとにかく私の容姿をけなすひとで
「どうしてあんたのふくらはぎそんなに太いの。同じ太っててもお母さんはそんなに太くない」
「あんたは鼻筋がお父さんに似て細いからもう少し筋がしっかりしていたらねぇ…」
「あんたはお父さんに似て馬面で顔が大きいから」
大人になってから気づいたんですが、うちの母、きれいでも何でもなく、坂上二郎とモンチッチを足しっぱなしにしたような愛らしい(爆笑)お顔立ちの身長143㎝しかない方だったんですから、アンタが産んで綾瀬はるかが産まれるか!とは思うのですが。
30を過ぎて私の目が加齢で二重になったときは
「あんた整形したでしょ!」
と叫びました(因みに札幌三越のアフタヌーンティーで私のお金でパフェ食べてた時。お茶代返せw)
母の名誉のために言っておくと虐待毒母とかではないです。子どもの為に懸命に働いて育て上げた努力のシングルマザーです。
しかし、そんな母のちょっとした言葉、なんなら子どもが可愛いから出てきたからからかいの言葉も子どもの心は結構抉られる縛られるんですよね。
どうせ社会に出たら特に女の子は心無いルッキズムの石つぶてを投げられまくるんですから親ぐらいは嘘でも子どもの容姿はほめちぎって損はありません。愛情からでもからかっちゃいけませんって話。
因みに私を溺愛した父ですが唯一、
「お前の足は練馬大根というより桜島大根だなぁ…」
と言われ、その15年後鹿児島の桜島で巨大な蕪のような本物を見た私
「お父さんのバカーーーーーーーーー!!!!!!」
と叫びましたとさ。
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