動物偏愛・・猫について

大きな犬を飼っていたこともある。

中くらいの犬もある(小さな犬だけは飼っていたことがない)。

生き物全般がとにかく好きですが、毎日の散歩に自信がなく今(哺乳類は)猫を飼っています。

完全引退したら、同じくらいの年寄りの中型犬と暮らしたいと思っていますが・・・

でも今日は猫の話です。

コロナ渦の2020年、茹だるような夏の日の更に一番暑い午後友人から混乱電話。

「職場のメールで!この子たちが系列職場の庭の植え込みに!段ボールに入れられて!昨日捨てられていて!!それでみんな猫のこと分からなくてっ!それでとりあえず近くのホームセンターでミルク買って!でも上手く飲ませられなくて○△□***~~~~~~~~~~~~~~!

このままだと、保健所!!だめxxx――――(>_<)!!!!!」

 

…要は私に引き取りに行ってくれ、とのこと。

で、すごく近くもないがそう遠くでもない場所に、ペットケージを抱えて引き取りに行ってきました。

3匹全部は飼えないにしても、何とかなるだろう。

最終的に引き取り手が見つからなかったら、全部育てようと自分の年と猫の寿命の計算もせぬまま家に連れて帰りました。

生まれたばかりの猫を飼ったことがある方ならお分かりかと思いますが3匹で・・・

「びゃ~~~、びゃ~~~~~~♪🎶♬~~~!」

それはかしましいことこの上なし。

この時点で3匹のしもべとなった私は3時間ごとにミルク、排便の促し、お尻拭き等々眠れぬ一晩を過ごしました。

で、翌朝動物病院へ。

生後約10日から2週間、全員♂、少々脱水状態、チクンと注射を打ってもらい帰宅。

ここから約3か月は今までのツケ(何のツケか?!)を払うような3時間おきミルクと、朝晩の体重測定やいぶかしがる先住猫との仲裁やら、でももちろん仕事は休めず、それはそれは暑い毎日でした。

結果2匹は先の友人を通し、我が家より衣食住条件が(かなり)いいお宅の家猫に出世、一番色が細く「この子は覚悟した方がいい」と言われたチビは(残念ながら)出世コースから外れ、うちの子になりました(‘_’)

フウゴ君に抱っこされるシナモン

初めてのお正月、自分よりデカい鯛に恐る恐るちょっかいを出すシナモン

ここで一言。凡庸で、心に刺さらないかもしれませんが

生き物を捨てるのは犯罪です。

段ボールに入れ、人の敷地の植え込みに捨てるくらいなら何でせめて貰い手を探さない?

保護団体だってSNSだって手段はあるでしょ?

以下私の駄文よりシャム猫のミミさんが語っている名文を・・村上春樹氏「海辺のカフカ」より

多くのみなさんは猫というのは一日日なたでごろごろして、ろくに仕事もしないで、まったく気楽なもんだというふうに考えておられますが、猫の人生はそれほど牧歌的なものではありません。猫は無力で傷つきやすいささやかな生き物です。亀のような甲羅もありませんし、鳥のような翼もありません。もぐらのように土の中にももぐれませんし、カメレオンのように色を変えられるわけでもありません。どれほど多くの猫が日々痛めつけられて、むなしくこの世を去っていくか、世間のみなさんはご存じないんです。

そんな訳で全ての猫に、生きとし生けるものに、(ついでに私にも)幸あれ!

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