Happy Easter!
当HPの最初に書かれたMy Sunday clothes(日曜日の服)について書いてみたいと思います。
私の実家は両親がカトリックで、教会で出会い結婚しました。
なので生まれたときはキリスト教徒で、貧しいながらもキチンとセレモニードレスを着せてもらい神父様から洗礼を受けました。
赤ちゃんがお宮参りに着るセレモニードレスはご存じの方も多いでしょうが、ヨーロッパの洗礼式に着るドレスから派生したものです。男女の性差は無く、ボンネットとストレートなドレスタイプのワンピースにケープなどをセットしています。生地の縁を豪華で繊細なレースで飾って、我が子がこの世に生を受けたことを寿ぎました。
そして我が家もそうでしたが日曜日に教会に行くときは一番良い服を着ました。父はスーツにネクタイ(父は小学校の教師だったので普段はジャージに校内ではサンダル履きだったので一番良い恰好は参観日と教会だけでした(笑))母はワンピース(母も9人の大家族のおっかさんですから普段はセーターにスラックスに割烹着です。頭にはほっかむり)、私たち姉弟も、キチンとした服装で出かけます。
また、我が家で新しいよそいきを買ってもらえる日が年3回あって、それが、復活祭の春と実家の墓参に一族が集まるお盆の夏とクリスマスの冬でした。
一番気に入ってた服は7歳の時に買ってもらった卵色のワンピースです。シンプルなAラインに大きな丸いパールのボタンが一つついていて、それに白いタイツを合わせて着ました。今でも覚えているくらい好きで一番自分に似合っていたと思います。
また、カトリック教会では、7歳前後に初聖体という正式にミサに参加できる年になりました的な行事があり、その時も白のコットンワンピースを着ます。当時は各教会に貸し出し用のドレスがあって、このワンピースに白いバラの冠をつけた覚えがあります。女の子たちがみんなこの白いドレス、男の子たちは白のシャツに蝶ネクタイと黒の半ズボンだったと思います。日本といっても中々雰囲気のある美しいセレモニーでした。
海外の写真を手軽に検索できるようになるとこういった、セレモニードレスの美しい写真が沢山出てきてうっとりします。
昨今は様々なシーンで鯱張ったドレスコードが減ってはきていますし、それもよいことだと思います。
でも非日常な「よそゆき・およばれ」な服の高揚感もまた忘れることのできない思い出ですね。
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