先日オンラインストアにアップした新商品のsutetekoには後ろにちっちゃなポッケがついてる。
「ダンゴムシ(笑)も入るポケット付きです」
なんてやんちゃさをアピールしたコピーを読んで、思い出したのが幼稚園の先生をしていた時のコト。
当時、3歳児クラスの副担任をしていた。いつものように園庭で遊んでいると、K君が走ってきて
「てんてい!たまごカップくだしゃい!」
と言うので
(はて?)
と首をかしげ脳内幼児語翻訳機にかけてみて
「K君は卵パックが欲しいのかなぁ?」
「うん!」
と当たったのでよっこらせっと二階の倉庫から工作用の卵パックを持ってきて渡す。
K君含め4,5名の年少児がわあい!とパックを抱えて花壇に向かう。
ミチミチにくっついて何かしてるので、しばらく遠目で様子を見てから
「なにしてるの?」
と聞くと
「ママに!ぷえぜんとすゆの!ダンゴムシいっぱい!」
「Yちゃん、Kくんにダンゴムシとってあげてるの!」
「ボクも!」
5人がかりで捕ったダンゴムシが卵パックに、ほら、まあ、びっちりとね…
そこに現れたK君の姉、年中組のIちゃんが
「あ、ほら、逃げちゃうからちゃんと留めよう!テープ持ってくるね!」
と縁をしっかり補強。
「かあいいねぇ。ママもかあいいっていうよね?」
とダンゴムシのマラカスになったお稽古バックにそれを放り込むK君。
そのままお迎えの時間。
教師として、それを例えば
「ばい菌ついてるかもしれないから置いていこう?」
とか
「ダンゴムシさん可哀そうだから放してあげな?」
とか気の利いたことが思いつかなかった新米の頃。
のどかな昭和の時代、特にクレームも無かったんだけど、お家でどうだったんだろうなぁ…。
すみません、お母さん&ダンゴムシ…
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